2007-05-16 蜷川幸雄演出 「藪原検校」@シアターコクーン 観劇 暗い話に明るい歌。重くて猥雑で陽気な芝居。 重い重い話をとにかく陽気に歌いとばすところがいかにも井上ひさし。 初代藪原検校が寝た女を数え上げる歌が、女娼の通り名をよくもあれだけ集めたなと感心する。 古田新太の早物語や壤晴彦の冒頭の語りなど、長台詞が多くて役者泣かせだと思うが、その長台詞がいいリズムになっていた。