ラグビー パシフィックネーションズカップ 日本代表×Jrオールブラックス＠秩父宮ラグビー場

現時点での限界が見えた試合という印象。
前半は拮抗した試合。Jrオールブラックス(JAB)は比較的ワイドに回してきたが、日本もしつこくディフェンスして対抗。前半30分過ぎにマーシュがシンビンで14人になるまで、トライを許さなかった。しかし、攻撃は苦しい。遠くに投げた敵ラインアウトを小野沢が強奪してゴール前に迫ったシーンなど、チャンスは数えるほど。トンガ、フィジーレベルならトライが取れるかもしれないが、JABともなると戻りも早い、絡みも強いで攻撃を連続させることが簡単ではない。
後半になると、JABはFWに近いチャンネルをタテについてきた。体力・集中力が落ちてきたこともあり、タックルを振り切られて、トライを量産されてしまった。
これだけのパワー差がある相手を80分間タックルだけを続けるというのも厳しいので、やはりもう少し攻撃の時間がほしい。
攻撃のときにハーフ団でもたつく感じがあるので、ここの人選をどうするか。ワールドカップレベルでは守備も相当がんばってもらわないと対抗できないし。SOは大西でもいいかもしれん。
あとは、セットピース。ラインアウトが安定して取れないと、ゲームが組み立てられない。今後強化合宿もあるので、このあたりの精度はなんとか改善してほしい。この試合では、スクラムも大苦戦。後半、メインスタンド側で派手にプッシュされてマイボールを失ったシーンがあったが、あんなに押されたのは久しぶりに見たよ。

ああ、それにしてもワールドカップまで時間が足りない。時間があれば、大畑とアレジの怪我もきちんと治るだろうし。。。