あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

関東大学対抗戦ラグビー 明治大×早稲田大@国立競技場

明早戦である。
関東学院が大学選手権を辞退することになってしまった今、大学ラグビーを盛り上げるためにも明治は頑張らなければならないところ。


立ち上がりは良かった。互角に渡り合っての先制トライ。後ろの大学生(?)は「レジェンドの始まりだよ!」と叫んだ。さすがに、そこまで楽観的にはなれなかったものの、当然期待はあった。
しかし。
インターセプトによるトライで勢いは止まる。前半こそなんとか耐えたものの、後半はディフェンスが崩壊し、あれよあれよと言う間に計11Tを奪われ、過去最悪の大敗。
大敗の予感は確かにあった。明慶戦でも、慶応がワイドにつなぎ出すとなすすべもなく失点を重ね、攻撃でもスクラム、モール以外では距離を稼ぐこともままならなかった。慶応戦からのやく一月で改善はあるはず、と期待はしたが…
明早戦は、バックスタンド、聖火台のすぐ下あたりでの観戦となったが、この高い位置から見ると、明治ディフェンスの決め事のなさがよく分かった。一次防御でスペースを埋めるという意識が希薄、二次防御でFWの帰りが少ない。チームとして守ることができないので、個人のカミカゼ的タックルで勝負して、外されれば終わり。
今季は復活への足がかりとしてまずはFWの整備に重点を置くという方針は理解できる。ただ、FWのセットプレイ以外があまりに無策だった。いきなり高度なディフェンスを作る必要はない。ディフェンスの方針と決め事を明確にし、愚直にそれを守ること。それだけで、大いに改善すると思うのだ(少なくとも「試合」ができるレベルまでは)。素材は悪くないのだから。