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六世笑福亭松鶴はなし 戸田学編 岩波書店

六世笑福亭松鶴はなし
松鶴師と交流の深かった5氏(春団治師,文枝師,米朝師ら)へのインタビューで,豪放磊落というイメージのある松鶴師の人物像,逸話,芸への姿勢を語っていく。聞き手が鶴瓶師ということもあり,軽妙な調子で対話が進み,スムースに世界に入っていける。
私は上方落語にはあまり明るくないので,くわしいところは良くわからないが,噺に対する意外と?論理的に分析しているところや,上方落語再興への熱意は伝わってきた。
「らくだ」好きの私としては,この書のなかでも何度か取り上げられている師の「らくだ」が聞きたい!