あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

「升田幸三物語」東公平 角川文庫

私は、将棋は小学生のときにちょっと遊んだくらいで、全然詳しくないのだが、将棋の本は好きだ。
升田幸三は、断片的に知っている風貌や言動からの印象で無頼派のイメージを持っていたのだが、本書から受ける印象はちょっと違う。確かに風変わりなところはあるが、基本的には一本気な人。自分の感性に正直。
感性も含め、ライバル大山康晴と好対照で、そこらへんがライバル関係を白熱させる源でもあったろう。大山×升田のライバル関係はやはり、本書でも一番面白い。

升田幸三物語 (角川文庫)

升田幸三物語 (角川文庫)