アフリカの地殻変動

残酷な結果を迎えたカメルーンは、案の定大変な騒ぎになっているようで。
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/africa/4324486.stm
こういった騒ぎが、アフリカサッカーの成長を妨げていると思うんだよね。

アフリカの代表チームは、力を付ければ付けるほど、抱える問題が多くなる。出場ボーナスをめぐる争い、代表からの早すぎるリタイヤ、クラブによる代表への選手派遣拒否などなど。
いまやフランスやオランダ、ベルギーあたりのクラスのリーグには、アフリカのさまざまな国の選手が所属している。トーゴのアデバイヨルあたりはその代表格で、そのほかにもジンバブエだとかカボベルデとかマリとか、アフリカに詳しくない人にはどこにあるやらさっぱりわからん国々だ。こういった選手の存在が代表のレベルを上げるのに寄与していることは間違いない。
しかし、海外で活躍し大金を稼ぐようになった選手を代表にひきつけておくには、あまりにも代表側の環境が貧弱だ。もちろん代表への誇りというものは持っているだろうが、多くの国が金銭的に問題を抱えている状態で、十分な待遇も補償も期待できない。しかもうっかり負ければ、暴動までおきて国を挙げて目の敵にされるときては、代表へのモティベーションは下がるわな。
ヨーロッパのクラブも、南米や欧州のほかの国には言わない無理難題をアフリカには言うからな（苦笑）。

過去の出場経験国で唯一生き残ったのが、比較的裕福で、国内リーグに代表選手を多く抱えているチュニジアだというのもその傾向の表れかなと。

さて、11月にはコートジボアールが東京で試合をするということで、久しぶりに頑張ってチケット取って代表の試合に行きますか。コートジボアールのユニどっかで売ってないかな？