2005-12-07 「さもなくば喪服を 闘牛士エル・コルドベスの肖像」ラリー・コリンズ、ドミニク・ラピエール 志摩隆訳 読書 凄いノンフィクションを読んだ。 激しい内戦と極貧。成り上がるには闘牛しかないと誓ったマノロ・ベニテスのぎらぎらとした魂。そして、マドリードでのインプルシボとの極限の戦い。 どのページをめくっても、アンダルシアのぎらついた太陽のような、心に灼けつく緊張感がある。 闘牛自体は日本人には馴染みが薄いが、闘牛に人生をかける壮絶さはしっかりと伝わった。