あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

「さもなくば喪服を 闘牛士エル・コルドベスの肖像」ラリー・コリンズ、ドミニク・ラピエール 志摩隆訳

凄いノンフィクションを読んだ。
激しい内戦と極貧。成り上がるには闘牛しかないと誓ったマノロベニテスのぎらぎらとした魂。そして、マドリードでのインプルシボとの極限の戦い。
どのページをめくっても、アンダルシアのぎらついた太陽のような、心に灼けつく緊張感がある。
闘牛自体は日本人には馴染みが薄いが、闘牛に人生をかける壮絶さはしっかりと伝わった。

さもなくば喪服を (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)