あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

紀伊国屋寄席 第四九六回@紀伊国屋ホール

「粗忽の使者」 五街道佐助
「王子の狐」金原亭馬生
「鰻の幇間」三遊亭歌司
 〜仲入〜
「お見立て」古今亭志ん輔
「緑林門松竹 おすわ殺し」五街道雲助


緑林門松竹(みどりのはやしかどにまつたけ)を生で聞くのは初めて。この噺を掛ける人もいまはほとんどいないと思うが(圓生師、正蔵師(彦六)に録音あり)、掛からないのもむべなるかなと思わせる。話重すぎ、人死に過ぎ。後味が悪い。この噺の後に、踊りかなにかほしいところ。
しかし、それでも聴き入ってしまうのはさすがに雲助師。悪党がほんとに救いもなく悪そうなのがこの人らしい。聞いているうちに思わず前のめりになって噺の世界に絡め取られてしまった。

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そういえば、正蔵師の緑林門松竹はカセットテープで持っているのだが、ちゃんと聞いていないなあ。聞かねば。てゆうか、カセットデッキ自体最近ちっとも使ってないな。