あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

クラブワールドカップ エトワールサヘル×パチューカ@国立競技場

この大会もいつまで日本でやるかわからないし、ここらでアフリカのクラブを見ておこう、と思ってチケットをゲット。まだ、準々決勝までならチケットが安くてよい。
アフリカ対北中米という、世間的にもっとも馴染みの薄いであろうカードもかかわらず、3万5千人の観客が入った。当然、サッカークラブ等へのばら撒きはあったと思うが。


試合は全体的にパチューカが押し気味。エトワールサヘルは、チュニジアのチームらしく、組織的なディフェンスを見せる。最初のうちは落ち着きを欠くところもあったが、徐々に安定。堅いCB陣に加え、中盤でもきっちりディフェンス。パチューカは個人技で打開を図るが、GKの好セーブもあって、ゴールを奪えず。パチューカの攻撃陣では#7の技術が目立った。


前半のエトワールの攻撃は、中盤でボールをキープし、パスで崩しを図るが前線に出しどころがなく、なかなかチャンスが作れない。
後半になると、速攻でDFの背後に長いボールを送り込む攻撃に変更。これが功を奏して、いくつかチャンスを作る。だが、プレイ精度の低さからなかなかチャンスを生かせない。
膠着したまま残り時間も少なくなってきた。日が陰って寒くなり、延長になると観客には辛いな、と思いかけたころ、エトワールに決定機。中盤から細かいパスでつなぎ、こぼれたところに走りこんだボランチのナリーがミドルシュート。GKがシュートに触ったものの止めきれず、ゴール。
パチューカも選手交代で打開しようとするも叶わず、エトワールサヘルが1-0で勝利。


エトワールにとっては、うまいこと狙った展開に持ち込んだというところ。力的にはパチューカの方が上だったものの、しぶとくしのぎきった。



どちらのチームも日本からは遠く、在日の人もそう多くはないと思うが、それでも、スタンドのところどころに両チームのサポーターが陣取り、熱い応援の声を響かせていました。
残念なのは、こっちに10人、あっちに15人と言う感じで、サポーターがあちこちバラバラにいるため、どうしても局所的な盛り上がりにとどまり、声が遠くまで届かない。
両チームサポーターの応援が盛り上がれば、日本人観客も一緒に盛り上がれるわけで、大会盛り上がりのためにもサポーターが盛り上がれるような配慮がほしいところ。チケットの売り方等もう少しなんとかならなかったかなと。


アフリカチャンピオンは過去2回がエジプト、今回がチュニジアと、クラブではやはり北部優位。ブラックアフリカのチームが来たら、喜び勇んでチケット取るんだけどなあー。