「国宝 阿修羅展」興福寺創建1300年記念@上野・国立博物館平成館
上↑の展覧会を見終わった後、国立博物館に来ると、入場50分待ちの表示。雨の中50分はなぁ…と思って、一度は見送る。
坂を下りて休憩がてら軽く飲んでいたら夕方になり、そろそろ空いてんじゃね？と思ってもう一度行ってみたら10分待ちになっていたので、見ていくことにする。
10年以上前、奈良に行って興福寺で阿修羅の表情に魅入られた経験があるので、今回の展覧会も行かねばとは思っていたのだ。混んでいるという評判だったので、それが非常に気になっていた。
中に入ってみたら、人ごみは予想以上だった…
阿修羅像以外にも八部衆や十大弟子などの像も展示されているのだが、阿修羅像は特別扱い。ほかの仏像や宝物とは別の展示室の中央にすくっと立っている、その周りを取り囲むように人・人・人…
ラグビーのドライビングモールのように、群集が押し合いながら時計回りに回っている。「足を止めないでくださ〜い」と係員の声。
阿修羅像はなんともいえぬ美しい表情をしているのだけれども、じっくり表情を拝見する状況ではない。
やはりまた奈良に行かねばならんな、という思いを強くした展覧会でありました。
閉館間際でほかを見る時間がなかったので、法隆寺宝物館を外から眺めて帰りました。
