あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ 新潮社

ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)ロシア小説。
1匹のペンギンと同居する小説家。まだ生きている人物の死亡記事を書く不思議な仕事。不可解な事件と不思議な人物が織りなす奇妙なファンタジー
ペンギンのミーシャがいい味を出している。何も言わず,主人公に静かに寄り添い,孤独な者同士の淋しい共同体を作っている。
終盤ストーリーは大きく動き,あれあれという間に終わりを迎える。混乱の中に取り残されたようなそんな読後感。