あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

紀伊国屋寄席@新宿・紀伊国屋ホール

三遊亭窓輝「洒落番頭」
柳家蝠丸「お七」
三遊亭歌司「八五郎出世」
−仲入り−
林家たい平「たがや」
五街道雲助「牡丹燈籠−関口屋の強請」


蝠丸師匠は、桂文治一門とのことで、師匠の思い出話なども交えつつ。この「お七」という珍しい噺は、くだらない噺だからやり手が無いとのこと。だが、くだらないというより、笑いどころや見せ場が少なくて、おいしくない噺という印象。
歌司師匠は、ベテランだけどほとんど聞いたことのない師匠。この人の演じる八五郎は、バカだけどホントいい人って感じで優しい気持ちで笑える。ベテランらしく安心できる高座。この噺では、殿様にご馳走してもらえると聞いたときの「手ぶらで来たのに悪いよ」っていう台詞が好き。
サービス精神旺盛なたい平らしく、くすぐりたくさんで笑い疲れました。秩父の夜祭りの花火の形態模写?が楽しい。サゲは、誰も死なず、たがやが胴上げされるというもの。
これが4回連続口演の最後。伴蔵の啖呵がなんと言っても格好良い。「悪い事なら二三の水出し、やらずの最中、野天丁半の鼻っ張り〜」ってところ。志丈の食えなさっぷりもいい。