あくび指南所 2号店

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アイスホッケー世界選手権ディビジョンIグループB 日本×ウクライナ@札幌・月寒体育館

アイスホッケーファン・関係者以外にはほとんど認知すらされていないアイスホッケー世界選手権。
だが、優勝すればトップディビジョンに昇格でき、五輪への可能性も増える大事な大会なのです。
一つ前のハンガリー戦が、ミスジャッジによる幻のゴール(最終的に公式に誤審と認められた)があったりして、悔しい敗北に終わっただけになんとしても勝ちたい試合。だが、ウクライナは参加国の中では最高の世界ランキングを持つだけに、厳しい相手。


試合は最初からハイスピードな展開。日本は、鋭い出足で積極的に攻めていく。前へ行こうとする勢いがウクライナを圧倒。1ピリでのシュート数は17-5。だが、ウクライナも肝心なところではしっかりと体やスティックを押さえて自由にさせない。ウクライナゴールへ迫るシーンはたびたびあったが、1点が奪えず、1ピリ終了。1ピリは28分で終わるスピーディな展開。
2ピリ、開始早々のキルプレイであっさりと先制点を許してしまう。
だが、5分に日本はFWの粘りから鈴木貴人がゴール。さらに16分過ぎに遠目からの神野のシュートが決まって、日本リード!
しかし、2ピリの終了間際、3-5のキルプレイをしのぎきれず、再び同点。
3ピリになると日本の足が止まるようになり、ウクライナペースへ。展開に少し余裕ができるとウクライナの技術が生きるようになる。ウクライナのチャンスが増えるが、ここは春名を中心とした日本のディフェンスが踏ん張り、得点を許さない。緊張する展開のまま、3ピリ終了。
延長戦でも決着がつかず、PS戦へ。春名が素晴らしい守りを見せて、ウクライナにゴールを許さないが、日本もシュートが決まらない。5人目になって、先攻のウクライナがゴールを決める。日本の5人目(小原)のシュートはゴールを外れ、ジエンド。
最後まで勝負の行方が分からない、胸が締め付けられるような熱い試合だったが、勝てなかった… 悔しくて涙が出る。



この試合に先立って行われたハンガリー×クロアチアは途中からの観戦。クロアチアのスピードのなさが目立つ。上位3チームと下位3チームの力の差は結構ありそうだ。