あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

舞台の空間感覚

http://www.amenimo.jp/blog/item_144.html

舞台と映画の空間感覚の違いというのははっきりとあって。舞台という制限のある空間は、制限を意識させれば、意識を集中させて濃密さを増すことができるし、外の空間を意識させれば、観客の想像力を借りることで逆に無限の広がりを作ることができる。
三谷さんは、さすがにその制限を使うのがうまくて、限られた空間に居合わせてしまった人たちのおかしさというのがよく出ている。
笑の大学は登場人物は2人、場面はほとんど一つの部屋の中だけ、といういかにも舞台向けの設定(もともと芝居だから当然だけど)なので、何でも見えてしまう映画では、逆にそこが窮屈さを感じさせるかもしれない。同じ三谷幸喜作品の映画「ラジオの時間」と同じ感じかな。
まあ、そんなわけで、私は芝居版の「笑の大学」のDVDをお奨めするわけです。
http://www.parco-play.com/web/play/special/warai_dvd/butai.html
西村・近藤コンビが最高。
(でもって実は映画版まだ見てません・・・)