あくび指南所 2号店

ほとんど買い物メモです。

舞台

農業少女@池袋・東京芸術劇場小ホール

10年前!に野田秀樹が書いた芝居を、初演で役者として出た松尾スズキの演出で再演。 みごとに松尾スズキらしい下品さと胡散臭さに溢れていました。 もうロビーから客入れの音楽(CM)から胡散臭くて良い。 出演者では、多部ちゃんが予想以上に良い。清純な顔…

「ダイバー 日本版」@池袋・東京芸術劇場小ホール

昨年のロンドン版も見たが、そのときは違和感があって、イライラしたのだが、日本語版も見た。 今回は日本語なので台詞がストレートに沁みてくるし、源氏物語の台詞の美しさも楽しめる。 役者の身のこなしも、やはり日本人の方が好みだわー。 内容は当然のよ…

Theater TOPS 最後の文化祭 短編オムニバス公演

新宿のミニシアター、シアタートップスが閉館してしまうということで、「最後の文化祭」と称していくつかのイベントが行われた(サンシャインボーイズ見たかった…)。この短編オムニバス公演もその一つ。トップスに縁のある8つの劇団が参加し、30分程度の短…

NODA・MAP「パイパー」@渋谷・シアターコクーン

結局4回見てしまった。(1/8、1/27、2/18、2/22) 今回の芝居のテーマは「野菜を食べよう!」である。 いやそんなことないか。でも、みんな野菜を食べよう! まじめな話、いろいろ重いテーマが重なりあって、簡単には語れない。歴史、食、人口、環境。 ダイ…

三谷幸喜「グッドナイト スリイプタイト」@渋谷・パルコ劇場

男は一人で見るべき。 痛いセリフがたくさんあって、かなり切ない。中井貴一演じる夫の無神経さが腹立つような、同情するような… 夫婦の関係を、今と過去を行き来しながら描いていくストーリー。 現在の二人を見ると、なんでこんなに性格の違う二人がそもそ…

劇団Ban de Boo「パレード旅団」@池袋小劇場

鴻上の台本は結構青臭いところがあるから、それを臭くなくやるにはかなりパワーが必要だよね。

学おじさん@下北沢・本多劇場

作・演出:水谷龍二、主演:伊東四朗という、喜劇の手だれ同士の顔合わせだけに安心して見れました。 水谷龍二いわく、今回の芝居は「重喜劇」とのことで、確かにシチュエーションはいろいろ重いのですが、この手だれの人たちが演ると、奇妙に現実離れしてい…

やかましい人々@銀座・三越劇場

長生きも芸のうち。 この言葉がぴったりです。 かしまし娘の3人が揃って出演するこの舞台。長女の歌江さんはもうじき80ですよ。 この3姉妹が揃って舞台に立っているっていうことが、もう奇跡みたいなもんです。 ストーリーとか演技とかはもうどうでもいいで…

Piper「ベントラー・ベントラー・ベントラー」@全労済ホール/スペースゼロ

2年連続で10周年記念公演をやるとはなかなかなめている(笑) 今回のストーリーは、その去年公演「ひーはー」とほとんど同じ。訳ありの建物に住みついたおかしな家族とそれを知らずにやってくる変な人たち。登場人物の出入り激しく、出会ったりすれ違ったり、…

平成中村座「仮名手本忠臣蔵」Dプログラム

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場 同 二つ玉の場 六段目 与市兵衛内勘平腹切の場 七段目 祗園一力茶屋の場 お馴染み、忠臣蔵です。 七之助のおかるがきれいでした〜 女形になるとお尻の形まで変わるような気がするけど、着方なのかな? 武士の妻としての気丈さを…

現代能楽集IV「The Diver」@三軒茶屋・シアタートラム

これまでに見た野田作品の中で一番楽しめなかった。 ロンドンではどうかしらないが、日本でこれをやる意味が分からない。 源氏物語ごっこ、能ごっこにしか見えない。 筋張ったおばさんと足の短いおじさんで夕顔と葵上って、コントみたいだよ。

フキコシソロアクトライブ「タイトル未定」@下北沢・本多劇場

恒例の吹越満の一人舞台。芝居というかコントというかマイムというか、分類が難しい。 いつものことながら、この人はふだん何考えているだろう?と思わせる発想の豊かさ。 演出にセンスがある。しかしネタはばかばかしい(^^;。 以下、記憶の限りのネタばれ。…

Blue Man Group@六本木・インボイス劇場

オフブロードウェイではロングランらしいのですが、個人的にはフキコシミツルの津軽塾の元ネタかな?というところが気になってチケット取りました。 すべて無言でのパフォーマンス、激しい音楽と微妙な間で魅せる舞台。 前半は結構笑ったのですが、後半ちょ…

NODA・MAP「キル」@シアターコクーン

1ヶ月ぶり2度目の「キル」。 前回は開幕直後、それから1月経ってどう変わったかが気になるところ。 舞台の数をこなすことによって、熟成が進むというプラス面と心身の疲労というマイナス面があるが、今回は……マイナスの方が多かったようです(^^; ちょっと声…

NODA・MAP「キル」@シアターコクーン

主演がツマブキ&広末ということで不安な思いもあったのですが、なかなか健闘だったのではないでしょうか(何様)。 オープニングでの第一声は「声が出てねーなー」と不安になったが、時間の経過とともにだんだん違和感がなくなった。 広末は、美人だけどア…

piper「ひーはー」@下北沢・本多劇場

作・演出:後藤ひろひと 出演:Piper(川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 竹下宏太郎 腹筋善之介)/楠見薫 平田敦子/水野美紀/片桐仁 さすが大王、ドタバタでの笑いどころたっぷり、、、なんですが、最後のまとめ方がちょっと安直にすぎるのではないかと。…

伊東四朗生誕!?70周年記念「社長放浪記」@下北沢・本多劇場

主演が伊東四朗、脚本が三谷幸喜、演出が三宅裕司、脇に中村メイコ、佐藤B作、山口良一、三宅ときて、つまらないわけがない! 実際、小難しいことは何もなく、素直に笑える面白い芝居でした。 出入りが激しく、その場しのぎの連続で話が思わぬ方向に流れてい…

The Bee(日本バージョン)@三軒茶屋・シアタートラム

原作は知っているので、ストーリーは把握しているのだけれども、やっぱりいたたまれない気持ちになる。暴力の応酬がエスカレートして狂気の世界に入っていくさま。平和な日常の隣に、暴力と狂気がぽっかりと口を開けている恐怖。狂気が日常化する奇妙さ。ポ…

熱海五郎一座「狼少女伝説 TOH!!」@天王洲・銀河劇場

去年に引き続き、伊東四朗抜きの熱海五郎一座。 出演者は、三宅裕司を筆頭に、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博といういつものメンツ。さらに今回はナンチャンこと南原清隆が客演。 ストーリーはまあどうでもいいでしょう。ストーリー…

シティボーイズミックス Present「モーゴの人々」@天王洲銀河劇場

今年のシティボーイズ、ゲストは「泥棒役者」できたろうと共演してうっとうしい役を演じたムロツヨシと、自由劇場出身の大森博史。 有名人を肴にしたネタも多かったので、ほんとにテレビで流せるのかちょっと不安。

ラッパ屋「妻の家族」@新宿・紀伊国屋ホール

最近公演の間隔が長くなって、ファンをやきもきさせているラッパ屋の新作です。 笑って、泣いて、やっぱり笑えるラッパ屋ワールド、鈴木聡ワールドですが、今回はいつもにも増して面白かった。今までのラッパ屋、鈴木作品の中でもトップクラスだと思う。登場…

ラーメンズ「TEXT」@東京グローブ座

東京楽日に行ってきました。 コバケンのソロのテイストが強く出ている印象。 最後の「銀河鉄道の夜」をモチーフにした話は特にきれいにまとめたね。でもこの話、深読みすれば、もう1人でやってけるよ〜、っていう意味にも取れるな(^^;。 しかし、一方であの…

通し狂言 仮名手本忠臣蔵@歌舞伎座

忠臣蔵の通し公演、大序にはじまり、三、四、道行、五、六、七、十一段目までみっちり。11:00開始で21:00終了。昼夜の入れ替えや幕間の休憩はあるけれど、8時間以上たっぷり見ました。 落語好き、芝居噺好きなんで、仮名手本忠臣蔵の噺はよく知っているのだ…

ロープ2回目。

野田地図の「ロープ」をまた見てきた。 2回目だが、やっぱりキツイ。虐殺のシーンなど、相当に直截的な描写で聴いていられない。終わってすぐ「宮沢りえかわいい!」とか言う気にならない。観客の心を揺り動かす、という意味では成功していると思う。 ただ、…

フキコシソロアクトライブ「XVII」@原宿・クエストホール

いまや元WAHAHAの、というより俳優の、と付けたほうが通りが良さそうな吹越満のソロコントライブ。 相変わらず、その発想に笑わされる。寝たまま演じるスタンダップコメディアンのネタがおかしかった。 今回はシモネタ多め。ネタの数が例年と比べて少なめ?…

ラーメンズ本公演

久々本公演決定はいいけれど。どうして俺が飛行機に乗っている時間にチケット発売するかなー。

東京ヴォードヴィルショー「エキストラ」@紀伊国屋サザンシアター

三谷幸喜作・演出。ヴォードヴィルショーに芝居を書くのはこれが最後だとか。 今回の芝居は笑いはちょっと少なめ。エキストラという撮影現場の底辺の人たちの哀しさとかしたたかさを描いて、ちょっとしんみりする。 B作さん演じる田所は、明るさとその裏の…

生全部広田〜全部ソレっぽいカンジで〜@三軒茶屋・スパーク1

広田さくら2回目の舞台。ゆる〜く、いい加減なカンジ。正直、三軒茶屋まで来て何見てんだろ俺。とか思ってしまう。 でも、微妙にツボにはまって爆笑したりもするんです。 正直言えば、結構笑った。でも歌は。。。。でした。

「泥棒役者」劇団たいしゅう小説家@東京芸術劇場小ホール

片桐仁ときたろうを主役に据えたシチュエーションコメディ。 小説家の家に盗みに入った泥棒、突然の来訪者にうろたえ、小説家本人と偽ったことから出まかせと誤解で話はどんどんややこしくなっていき。。。先日見た「戸惑いの日曜日」とちょっと似ているかも…

星屑の会「星屑の町〜東京砂漠篇」@下北沢・本多劇場

さえないおじさんばかりがそろう芝居。最初うっとうしく、最後にはちょっと愛らしくなるおじさんたち。 最後、ああいう形で終わるのか。ちょっとびっくり。